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ページ番号:37514
更新日:2026年5月11日
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令和7年度の実証事業について
本市では令和7年度に、令和6年度より引き続き地球温暖化対策への取組として、地域特性に応じたバイオマスエネルギーの活用を推進するため、農業従事者の協力を得る中で、新たなバイオマス燃料である「ヤマトダマ」の地産地消に向けた実証事業を行いました。
ヤマトダマとは
バイオマス燃料の生産に特化した新品種の植物です。成長速度が早く、わずか半年で最大6mに達します。成長した幹や枝などの木質部分は、乾燥させることでバイオマス燃料として利用でき、ゼロカーボンの実現に寄与することが期待されます。

実証内容(1)
8月中旬に理化学研究所にて、ヤマトダマ燃焼時の発生物質を調査しました。
1.検体採取
理化学研究所での燃焼試験を行うため、令和6年度の実証で育てた8か所のヤマトダマの根部・幹部・枝部を3部位ごとに採取しました。

2.燃焼試験
採取した検体は60℃で24時間乾燥させ、水分を完全に除去しました。
その後、検体を1gずつ計量し、電気炉を用いて500℃で15分間灰化※し、1gあたりの灰分量を算出しました。
※灰化…加熱し炭素などの可燃成分を除去して、最終的に残る灰分だけにすること。

●電気炉

●灰化前と灰化後の検体
3.ガス分析
灰化の際に発生したガスを専用装置で回収し、ガスクロマトグラフィー分析装置により成分を分析しました。
その結果、検出されたガスはすべて二酸化炭素であり、その他の発生物質は確認されませんでした。

実験結果
本調査により、ヤマトダマ燃焼時に発生する物質は、一般的な樹木と同様に二酸化炭素のみであることが分かりました。
実証内容(2)
8月下旬にイノベーションベースSoie112にて、
サウナの燃料としてヤマトダマを活用し、従来の燃料との比較を行いました。
1.燃焼実験
小型サウナで使用される一般的な木材とヤマトダマを燃焼させ、天井・空間・壁・座面・床の温度を測定しました。120分経過または壁温100℃到達で終了とし、温度推移や燃焼効率、残留物を確認しました。

●実験を行った小型サウナ

●温度測定箇所と測定の様子
2.実験結果
サウナで使用される一般的な木材は75分で壁温100℃に到達しましたが、ヤマトダマは100℃に届かず、壁温は75〜85℃で推移しました。
燃焼後、サウナで使用される一般的な木材は固形の炭が残った一方、ヤマトダマは粉状の炭となり、煤も体積が半分以下でした。
<サウナで使用される一般的な木材>

<ヤマトダマ>

今回の結果から、ヤマトダマは温度上昇に時間を要するものの、燃え切りが良く、後処理がしやすい特徴が確認されました。
