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ページ番号:31738
更新日:2026年9月11日
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COPDってなに?
以前は「慢性気管支炎」「肺気腫」と別々に呼ばれていましたが、この2つを総称して「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」と呼ぶようになりました。
厚生労働省の統計では、2024年のCOPDによる死亡者数は約1万7千人、また、国内の潜在的な患者数は530万人以上いると推計されていますが、2023年の統計で診断されているのは38万2千人で、多くが適切な治療など、医療につながっていません。
また、国の調査や市の市民アンケートの結果によると約70%が「知らない」と回答し、認知度も低い病気です。
たばこを吸っている方、過去にたばこを吸っていた方は要注意!!
COPDの主な原因はたばこなどに含まれる有害な毒素を吸い込むことです。
COPD患者の90%が喫煙者といわれており、過去に喫煙していた方も同様です。
受動喫煙も発症の原因の一つです。
COPDの症状
COPDが進行すると症状が出ますが、初期は無症状で、ゆっくりと進行し、元どおりには治りません。
肺がん検診などで実施する胸部レントゲン検査でCOPDの特徴が確認される頃には、症状がすでに進行している場合が多く、検診で早期発見することは難しいです。
COPDは肺だけでなく全身に影響し、全身性炎症、心・血管疾患、骨粗鬆症、糖尿病などを併発しやすくなることが知られています。
COPDは全身に影響する病気であり、特に40歳以上で喫煙歴のある方は要注意です。
次のような症状のある方は、軽く考えず早めに呼吸器専門医にご相談ください。
- 階段の上り下りで息切れがする。
- せきやたんが出る。
- 呼吸のたびにゼーゼー、ヒューヒューなどの喘鳴がある
「COPD集団スクリーニング質問表」(別サイトへリンク)(COPDのリスクがある患者さんを特定するスクリーニングツール)を使って自己チェックもできます。合計点が4点以上の場合は、記載したチェック表を持参し、呼吸器専門医に相談してください。
心配な方はこちらもご利用ください
- ぜん息・COPD相談室(別サイトへリンク)(環境再生保全機構):看護師に無料でCOPDの相談ができます。
- 呼吸器学会の専門医検索サイト(別サイトへリンク)(一般社団法人日本呼吸器学会):専門医を検索できます。
COPDの肺と正常な肺
肺の中にある肺胞は酸素と二酸化炭素の交換をしています。
COPDの肺では、肺胞が壊れ、肺気腫になります。肺気腫の部分ではガス交換がうまくできません。
また、空気の通り道である気管支が狭くなり、吸った息をうまく吐き出せなくなります。
診断方法
COPDが疑わしいかどうかは、内科の中でも呼吸器内科を専門にしている病院で、スパイロメーターという機械を用い、肺機能検査を受ければ簡単にわかります。
スパイロメーターを用いて、どれだけ多くの空気(息)を吸い込むことができ、どれだけ大量にすばやく吐き出せるか調べることができます。
COPDは全身に影響する病気です!
COPDは肺の炎症が起こる疾患ですが、炎症性サイトカインの増加がみられ、全身性の炎症が起こります。息切れによって、運動量・活動量・食事量が低下することで生じる筋力や筋肉量の低下、低栄養、内臓脂肪型肥満に加えて、全身性炎症の影響を受けることで、貧血、骨粗鬆症、骨格筋機能障害、抑うつ、睡眠障害、メタボリックシンドローム、インスリン抵抗性など全身への影響がみられるようになります。インスリン抵抗性からはさらに、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、脳血管障害などの疾患を招くこととなります。
COPDでは、加齢と肺の機能障害による身体活動性の低下と全身性の炎症から骨格筋の機能障害(筋力低下、筋肉量低下)を起こし、全身に悪影響を与えて合併症や併存症をもたらします。全身の状態が悪くなることで、さらに筋力低下、筋肉量低下が進み、身体機能を悪化させるという悪循環を起こします。
公益財団法人長寿科学振興財団『健康長寿ネット』(別サイトへリンク)
独立行政法人環境再生保全機構『慢性閉塞性肺疾患(COPD)基礎知識』(別サイトへリンク)より
COPDの発症・重症化を予防するためには、禁煙が重要です
COPDの発症・重症化を予防するには、まずは禁煙です。
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毎年11月の第3水曜日は世界COPDデーです
COPDの危険性を知り、病気への関心を高めるため、毎年11月の第3水曜日が世界COPDデーと定められ、さまざまな普及啓発活動が行われています。。
令和8年度(2026年)は、11月18日(水曜日)が世界COPDデーです。
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